この記事は
教えられなかった真実の歴史
と
教えられなかった真実の歴史その2
という記事の続編にあたります。
とてもわかりやすい記事ですが、
常識として信じこまれて来た
教育やマスコミによる歴史観とは
全く違う、本物の歴史の流れを
ご紹介しているシリーズです。
前回、ヨーロッパの多くの領土が
モンゴル帝国の支配下になったという
事を紹介しましたが、そこでは
以前のヨーロッパの支配階級による
弾圧的な治世ではなく、モンゴル帝国
特有の、支配した民族に対しての寛容
で、自由な権利を与えるという政策
が行われたため、最下級のヨーロッパ
の農奴たちや身分の低い人たちは、
とても良い時代を過ごす事ができた
という事だったのです。
ですが、しばらくして内紛のため
モンゴル帝国が崩壊して、ヨーロッパ
が旧支配階級のもとに戻ると、また
暗黒時代の治世が復活する流れに
戻りかけます。
ですが、いったんモンゴル帝国により
自由な権利や、アジアの貴重な知識
を得た彼らが下地となって、
ルネッサンスが勃興していく流れに
なったという事です。
この時代の知識人たちは、暗黒時代
以前のギリシャの文化レベルを取り
戻そうと「ギリシャに帰れ」を
スローガンに、多くの知識人を
生み出します、ガリレオ・ガリレイ
や、ケプラー、ロバートフックなど
中世には、とても鋭い見解で、真実を
見極めてきた学者が多く輩出され
ました。
しかし、そのような流れを快く思わ
ないのが権力者たちです。特に
キリスト教の世界観を押しつけて
きたヨーロッパの真の支配階級だった
キリスト教会にとっては、ルネッサンス
によって、その世界観が崩壊して
いくのをなんとかしないと、教会の
権威は失墜する一方になるからです。
学識者だけではありませんでした。
この時期に彼らによって弾圧され
多くが処刑される事になった「魔女」
と言われる人たちは、実際には、新しい
意識レベルになったヨーロッパの
人々たちから、覚醒した人が多く
生まれてきたからなのです。
つまり、人間がとてもちっぽけで
か弱い存在だとして、神にすがる
事で救いが得られると教えてきた
彼らには、神のような能力を発揮する
ような民衆が出てきては、まことに
都合が悪いからです。かわいそうに
魔女と呼ばれた人達は、その能力を
多くの病人などを救うためなどに
活かしていたにもかかわらず、
捕らえられ、片っ端から処刑されて
いく事になります。
なんと、数百年以上もこの残虐な
「魔女狩り」は続いたのです。
つまりこのほぼ江戸時代の只中まで
だから、日本よりも高い文明の地域
だと思い込まされてきた教育とは
全く逆の、野蛮な地域だったという事
なのです。
現在ネットや教育などでは、民衆レベル
が主体となったものであったなどと
支配層のせいにしないように、
ごまかしていますが、魔女狩りは
全て「異端審問」という宗教裁判で
正式に裁かれたもので、権力者主導で
あった事があまりにも明らかなのです。
そして超常能力的な力を発揮する人
たちを、魔女狩りで処刑していき
ますが、今度はやっかいな知識人に
ついても頭を悩ます事になります。
キリスト教の世界観を崩壊させる事に
なる本物の知識が知れ渡る危険性を
彼らはよくわかっていたという事
ですね。
ですが、知識人は多くが市民階級と
呼ばれる人たちで、貴族などとも
血縁関係にあったりするなどの
いわば、わりと豊かな層で、むやみに
弾圧すると、ヨーロッパの支配体制
そのものが崩壊してしまいます。
当時ヨーロッパでは、農奴と呼ばれる
ような奴隷的な階級が多くいました。
ほぼ近世に至るまで、その時代、
続いていたというのが真実の歴史で
識字率が当時の江戸時代の日本の
日本に比べて多いのもそのためです。
ネットでは、奴隷といってもゆるやか
だったとか、うまくごまかすサイト
もありますが、それは、真実を悟られ゜
ないようにするための「誘導」です。
そしてまた貴族や王族の下に市民階級
と呼ばれる、ゆるやかな特権階級が
存在したのです。
時代によって異なりますが、農奴が
大半、市民がそれよりずっと割合が
少なく、貴族や王族の数はさらに少
なかったという事です。
つまりこの市民階級には、魔女狩りの
ようなやり方のしにくい、相手だった
のです。
ただしガリレオ・ガリレイは宗教
裁判で裁かれてしまいました。
しかし、そのようなケースはむしろ
稀で、彼らは別の方法で知識を間違った
方向に向けようと試みたのです。
それを可能にしたのが、ロイヤル・
ソサエティー(王立教会)と呼ばれる、
いわば現在でも続いている公式科学の
絶対的権力者の組織だという事です。
そしてそのような組織を後ろ盾にした
ニュートンが出て来て、ケプラーや
ロバートフックの研究成果を横取り
して、さらに間違った公式にすり
替えて、まんまと歴史的な学者と
して後世に語り継がれたというわけ
です。つまり権力者たちが、その
間違った学説を、世間に正式なもの
として、権力と金を使って流布して
いったという事です。
その後のアインシュタインについて
も、ダーウィンの進化論についても
同じ事が行われたという事です。
これまで私は、ニュートンや
アインシュタインの正体について
多くの記事を書いてきました。
例えば
物理学の父のはずのニュートンの正体
とは? 五井野博士が語った真実
や
五井野博士は、アインシュタインも
看破していた!
という記事などもそうです。
つまり17世紀の後半に発表された
ニュートンの矛盾だらけの公式や学説
が、現在でも世界の教科書で基本の
ように扱われているのは、この支配層
が大衆に押しつけてきた「偽の科学」
いまなお有効である事の証なのです。
とにかく、私がブログで公式の科学
により間違った世界観を覆す記事を
多く書いているのは、つまりこの
中世の時代からはじまる権力者たち
が押しつけてきた世界観の真逆が
真実である事をお伝えするためなの
です。
ですが、今回のような支配層の
奮闘も虚しく、権威が失墜する一方で
トルコ帝国などへの十字軍の遠征も
ことごとく敗れ、東ローマ帝国が
トルコ帝国に滅ぼされるように
なりました。
それで失地回復のために、彼ら支配層
が目を向け始めたのが、イスラム諸国
やアジア諸国とは、逆側の世界への
侵略という事だったのです。
次回は、その時代以降について
記事にしていきたいと思います。
ではまた(^^)/